Ogaki Mini Maker Faire2016「ANIPOVfan」展示メモ 2016-12-03,4 Suns & Moon Laboratory http://www.s-m-l.org twitter @mikekoma ■名称 ANIPOVfan ■これは何? 扇風機にLEDを搭載して、画像や動画を表示する装置です。 ■なんで見えるの? 物を見たときに、短い時間目に見えたものが残る現象があります。 この現象(残像といいます)のため、LEDの点滅を素早く動かすと、大きな画像として見ることができます。 ■スペック CPU LPC1114 ROM 128Mbit SPI LED 3色x24個 電源 単三電池x3 機構部品 3Dプリンターで製作(DMMで出力)。素材はナイロン。 回路と基板設計はEAGLE 機構部品はFusion360 ■あらすじ 【夏】 夏のMakerFaireTokyo2016にて扇風機でPOVやったら面白いよね!ということで盛り上がり設計開始。 ↓ 【秋】 試作初号機実装終了し、扇風機にとりつけ動作開始すると、振動がひどい!がたがたがたっとふっとぶ勢い。 ↓ 問題は二つ ・基板の重量バランスがとれていない。中心軸穴径大き目にしたので、中心が出ない。 ・扇風機の回転数が自転車と比較すると、めちゃくちゃ速い 自転車 時速20Km/hで3回転/秒 カタログ値 扇風機 強風 23回転/秒 回転数はこう書いてありましたが、回転数を実測したところ羽がない無負荷状態だと、弱・中・強の切り替えをしても回転数が変わらない。知らなかった... 実測 28.86Hz(電源60Hz) でした。 ↓ 初号機の失敗をふまえ、バランスを重視して、偏心しづらいように設計しました。 ・機構部品をPCB→3Dプリンタでパーツ製作 ・軸を通す穴径を軸径とほぼ同じに そして完成したのが展示している二号機です。 これは最高速(約27Hz)で一応動作するのですが、1600rpmで動作させるのは怖いので速度を落として展示しています。