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SSSM.NarrowCorsa REV.C ビルドガイド

Suns & Moon Laboratory
2023-05-02

狭ピッチキーボード SSSM.NarrowCorsa のビルドガイドです。



完成写真

組み立て例です。





狭ピッチキーキャップの間に、通常のキーキャップ(19㎜)を挟んで配置する事も可能です。
下写真の、F9やENTERは、通常のキーキャップです。


組み立て例

SSSM.NarrowCorsa「狭ピッチCORSA」開発記録

同梱部品

トッププレート2枚
回路基板2枚
ボトムプレート2枚
M3ネジ(M3x5低頭)16個
M3x10スペーサー8個

別途必要な部材

CherryMX互換スイッチ(5ピン)96個
16mmピッチ対応MX軸用キーキャップ82個
MX軸用キーキャップ14個
ProMicro互換機1個
タクトスイッチ2ピン6.5mm1個
TRRSジャック2個
TRRSケーブル1本
ゴム足6個
はんだ適宜

16mmピッチ対応MX軸用キーキャップ NKC16


本キーボードには下記個数が必要です。
R1x3個
R2x2個
R3x2個
R4x3個
R1 狭ピッチキーキャップ NKC16R1
R2 狭ピッチキーキャップ NKC16R2
R3 狭ピッチキーキャップ NKC16R3
R4 狭ピッチキーキャップ NKC16R4

左手、行とRnの配置図


16mmピッチ対応MX軸用キーキャップ汎用

TEX ADA ABS 0.8Uブランクキーキャップ (2個/ブラック) TALP KEYBOARD
TEX ADA Blank Keycaps (1個) 遊舎工房

タクトスイッチ2ピン6.5mm

本体黒、ボタンの色を選べる
TVBP06-B043CR-B 秋月電子通商

本体、ボタン共に黒
タクタイルスイッチ - 2pin 3.5x6x4.3mm 遊舎工房

本体、ボタン共に白
Tactile Switch Buttons (6mm slim)  Adafruit

左右接続コネクタ

左右の接続は、TRRSかGROVEのどちらかを使用します。

TRRSで接続(TRRSジャック)
MJ-4PP-9 秋月電子通商
TRRSジャック 遊舎工房

Groveで接続(Groveコネクタ)
Groveコネクタ L型 スルーホール (10個入) 秋月電子通商

左右接続ケーブル

左右の接続は、TRRSかGROVEのどちらかを使用します。

TRRSで接続(TRRSケーブル)
自作TRRSケーブルキット 遊舎工房

Groveで接続(Grove用ケーブル)
コネクタ付コード 4P 黒赤白黄 Grove用ケーブル 秋月電子通商

ゴム足

なんでもよいです。お好きなものをお使いください。
7.9Φ×2.2mm 3M

オプション部材

LED

NarrowCorsaはLEDを1個搭載することが可能です。
LEDは無くてもキーボードとして動作します。
WS2812C-20201個
セラミックコンデンサ 1608 0.1uF1個
マイコン内蔵RGBLED WS2812C-2020(10個入) 秋月電子通商
チップ積層セラミックコンデンサー 0.1μF100V X7R 1608 (20個入) 秋月電子通商

組み立てに必要な道具

はんだごて1台
糸はんだ0.6mm~0.8mmコネクタ等付ける時に使用する。鉛入りがはんだ付け難易度低いです。
糸はんだ0.3mmLED,コンデンサ付ける時に使用すると0.6mmよりやりやすい。鉛入りがはんだ付け難易度低いです。
はんだ吸い取り線失敗した時の修正用。幅2.5mm~3mmくらいが使いやすい。
ピンセットLED,コンデンサ付ける時。先端細いのはP-898、汎用的なのP-891、少し太いのがP-892。
プラスドライバーネジに合うサイズの物
フラックスLED取り付ける時にフラックスを使うと、はんだ付けの難易度が下がります。
フラックスクリーナーはんだ付けした時の汚れ(フラックス)をきれいに除去できます。

組み立て


部品の個数を確認


部品の数を数えて足りない部品が無いか確認します。

はんだジャンパ設定


はんだを多めに溶かしながら盛っていきます。


左用基板
A0L,A1L,A2Lをはんだを盛ってショートします。


右用基板
A0H,A1L,A2Lをはんだを盛ってショートします。


オプション LED取付


LEDを取り付けない場合は、本工程は飛ばしてください。

LEDは、基本的には左側への取付を推奨します。
左側にとりつけると、スイッチを下から照射することができます。
この場合、ProMicroは左側にとりつける必要があります。

左側は、A0Lをショートした方です。

細い糸はんだと、フラックスを使うと良いです。

LED1を取り付けます。まず1ピンを固定して、正確な位置にはんだ付けできたらすべてのピンをはんだ付けします。


C1を取り付けます


フラックスクリーナーでフラックスを除去するときれいになります。


TRRSコネクタ取付


左用

CN1を取り付けます。
基板のLEFT TOPと書いてある面に取り付けます。


右用も同様に取り付けます。
基板のLEFT TOPと書いてある面に取り付けます。



リセットスイッチ取付

SW1を取り付けます。
ProMicroを取り付ける側に取り付けます。左右両方につける必要はないです。

左にProMicroを取り付ける場合は、A0Lをショートした基板のLEFT TOPにリセットスイッチを取り付けます。


右にProMicroを取り付ける場合は、A0Hをショートした基板のLEFT TOPにリセットスイッチを取り付けます。


ProMicro取付


ProMicroを取付ます。
コンスルーでの取付がおすすめですが、普通にピンヘッダーとピンソケットでもよいです。
裏面に設置する場合は、高さに気を付けてください。

左側に設置する場合
使用時は表面になります。


右側に設置する場合
使用時は裏面になります。


ファームウェア書き込み準備


ファームウェアを書き込みます。

qmk_toolboxのダウンロード
https://github.com/qmk/qmk_toolbox/releases

ファームウェアのダウンロード
sssm_narrow_corsa_via_v003.zip

ダウロードしたらZIPファイルを解凍してHEXファイルにします。

ファームウェア書き込み


※注意※必ずUSBケーブルは最後に挿す事

TRRSケーブルで左右の回路基板を接続します。
この時、TRRSケーブルが奥までささっているか確認。

USBケーブルでPCとProMicroを接続


qmk_toolbox起動

Openボタンを押して、HEXファイルの指定
Auto-Flashをチェック


リセットスイッチ(SW1)をダブルクリック

書き込み開始

Flash Completeと表示されたら終了


VIAの設定


VIA用のJSONのダウンロード
sssm_narrow_corsa_via.json

VIAにアクセスします
https://www.caniusevia.com/

TryNowをクリック


Authorize Device+をクリック


ダイアログが表示されるので、NarrowCorsaを選択して「接続」を押す


SETTINGS tabに切り替え


Show Design tabをチェック



DESIGN tabに切り替え


Load Draft Definitionの「Load」を押す


先ほどダウンロードしたsssm_narrow_corsa_via.jsonを指定


Authorize Device+をクリック




VIAで動作確認


KEY TESTER tabに切り替え

Test Matrixをチェック
Test Matrixにしないと、APPキー等検査出来ないキーがある。
Chromeのシークレットモードでは、KEY TESTERのTest Matrixは動作しない。


左右共に、中央の赤丸部分のキーは使えません。
したがってキーテスターで反応しないので、検査しなくてよいです。


全てのキーが動くことを確認。
ピンセットや、線材の切れ端等で、SWをショートして確認していきます。
スイッチの上の穴と下の穴をつなぐとショートします。


全て押せればOK

スイッチ取付準備


USBケーブルを取り外します。

TRRSケーブルを取り外します。

注意:必ずUSBケーブルから外す

スイッチ取付


左右共に、中央2個のスイッチ(合計4個)は、スイッチを取り付けません。


左用

トッププレートの四隅にスイッチを取付ます。
スイッチはトッププレートにしっかりはまっていることを確認してください。


回路基板と組み合わせます


はんだ付けします


全てのスイッチを取り付けます。
スイッチはトッププレートにしっかりはまっていることを確認してください。
中央2個のスイッチ(合計4個)は、スイッチを取り付けません。


はんだ付けします
はんだ付け忘れが無いか確認します。

右用も同様に取り付けます。

スペーサー取付


左用

スペーサーをトッププレートに固定します。
4個取り付けます。

右用も同様に取付します。

ボトムプレート取付


左用

ボトムプレートを、スペーサーに取り付けます。

右用も同様に取付します。


ゴム足取付


左用

ボトムプレートにゴム足を取り付けます。
4個取り付けた時にがたつく場合は、3個にすることで、プレートの歪みを吸収できます。(ただし、左右端に力を入れるとがたつきます)


右用も同様に取付します。

キーキャップ取付


キーキャップを取り付ける

使用


USBケーブルが接続されていないことを確認

TRRSケーブルで左右の基板を接続する。

USBケーブルを接続する

狭ピッチライフの始まりです(o゚▽゚)



レイヤー0


レイヤー1


使用時の注意


TRRSケーブルを抜き差しする時は、必ず先にUSBケーブルを抜いておくこと。
(TRRSケーブルの挿抜時にショートして、回路またはUSBが破損する可能性があります)

リソース


回路図
IB36CL1_NarrowCorsa.pdf

基板図


キー配置図


トッププレートDXF
IB36CT1_NarrowCorsa.dxf

ボトムプレートDXF
IB136CB1_NarrowCorsa.dxf

ソースコード
https://github.com/mikekoma/qmk_firmware/tree/SSSSM_NarrowCorsa/keyboards/sssm/narrow_corsa

HEXファイル
sssm_narrow_corsa_via_v001.hex
sssm_narrow_corsa_via_v002.zip
sssm_narrow_corsa_via_v003.zip

VIA用json
sssm_narrow_corsa_via.json

end.

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2023-11-07 20:59:59 32400